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松山北高校日記

郷土研究・愛landえひめ「小野小町伝説」フィールドワーク 6月12日(土)

 松山市には、小野谷地区と中島歌崎岬に「小野小町伝説」が残されています。(民俗学の泰斗、柳田國男氏も著書の中で言及しています)

 今回は、伝説に縁の深い小野谷の梅元寺を訪ね、地区の古老森貞さん、総代佐藤さんたちから小町伝説についてのお話しを伺い、伝説に縁の深い梅元寺に残る貴重な資料を見せていただきました。

 梅元寺は廃寺となっているのですが、現在も地区をあげて管理されており、地域の方々は小町伝説をとても大切にしているのだなと感じました。

 伝承によると梅元寺の再建は1333年(元弘三年)とされ、本尊薬師如来像も同時期の作と推測されることから、同年にあった南北朝騒乱星乃岡合戦との関連や、南朝優位だった伊予の国において小町伝説を利用して南朝方天皇の権威づけが図られたのではないか、また、当時全国的に活動していた時宗の遊行僧による薬師信仰拡大の手段として伝説が流布されたのではないかとの仮説が考えられました。(小町伝説は、湯治や疫病治癒の説話と結びついていることが多いようです)

 今後は文献や聞き取り調査によって仮説をさらに補強していきたいと考えています。9月には研究の成果を論文として國學院大學主催の「地域の伝承に学ぶ」高校生コンクールに応募する予定です。また、研究の成果を地域の方々に何らかの形で披露し恩返しすることができればと考えています。

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