アメリカディキンソン大学 荒井美帆教授との座談会 3月19日(金)
2021年3月19日 16時56分
3月19日、海外研究・英会話部主催で、異文化理解の座談会を実施しました。講師は、今学期、2度に渡り大学生とオンライン交流をさせていただいたディキンソン大学(アメリカ ペンシルバニア州)で日本語教師をしておられる荒井美帆教授です。時差があるため早朝7時からの実施にも関わらず、1年生7名、2年生45名の計52名もの生徒が参加しました。
荒井先生は、事前にお知らせしてあった生徒たちからの質問項目に基づき、前半は生徒参加型の講義、その後質疑応答の時間を設けて下さいました。荒井先生が日本語教師を志した経緯、アメリカ人に日本語を教えることのおもしろさや難しさ、コロナ禍におけるアメリカの教育現場、荒井先生の現在の夢など、生徒たちの多くの興味に応えて下さいました。「平仮名が書けるようになったくらいの初級の日本語学習者に、『うれしい』と『たのしい』という言葉の違いをどうやって日本語で教えますか?」という問いかけには、みんな首をかしげていました。
また、ネイティブであるがゆえの弱みについての質問には、「日本語を外国人として学んだ経験が無い日本人なので、外国人学習者にとって何がわからないかを考えるのが難しい。その点は、ノンネイティブの先生たちに聞きながら理解するように努めている。」と答えて下さり、想像もしなかった回答にどよめきが起こっていました。
質疑応答では、多くの生徒が次々に挙手をし、時間が足りなくなるほどでした。
短い時間でしたが、生徒の知的好奇心を刺激する充実した座談会となりました。




