「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト優秀賞(全国2位)受賞(郷土研究部)
2020年12月7日 13時14分
高校生が、各地域に伝わる昔話・伝説や祭り・伝統行事・郷土料理・方言などについて調査研究する、第16回「地域の伝承文化に学ぶ」コンテスト(國學院大學、高校生新聞社主催)において、本校郷土研究部の研究作品「伊予には狐がいな"いよ"-河野氏と狐伝説-」が、【地域民話研究部門(団体)】優秀賞(全国2位)を受賞しました。
この研究は、四国の民間伝承においては、狸に関する昔話が多く、狐に関する昔話が極端に少ないという謎を、道後湯築城に伝わる、「戦国大名河野通直が、狐を四国から追放した」という狐伝承を軸に解き明かそうとした作品です。活動が制限される中、部員たちは数多くの文献資料に当たり、湯築城資料館等を訪ねることによって、道後湯築城に伝わる狐の伝承が、戦国期の道後湯築城城主であった河野通直の事蹟を顕彰するために作られた伝承であることを突き止めました。今後は、更に、四国の狐伝承の謎解明に挑戦していく予定です。
郷土研究部の2年生チーム、大森昴君・大矢根弘君・山田康生君の3名は、受賞の喜びを「全国的に僕たちの研究が認められて嬉しい。まだ、愛媛の伝承の謎の一部を解明したに過ぎないので、引き続き謎の解明に挑戦していきたい。」と語っていました。今後も研究を進めていく予定です。